セルフケアでホメオパシーを使う時、レメディを選ぶために、じっくり観察して、症状の特徴を掴むところから始まります。ホメオパシーでは、症状の状態をいろんな角度から観察して、レメディを選んでいきますが、その観察して症状の特徴を掴むコツについて、ここにお話しします。
Keywords : クラムズ、CLAMS、レメディピクチャー、ホメオパシー、レメディの選び方
レメディを選ぶとき、まずは患者さんの状態をしっかり観察することから始まります。
「痛い」といっても症状は様々!チクチク痛いのか、ズキズキ痛いのか、重い痛みなのか?どこが痛いのか?これらを詳しく観察することで、より特徴が近いレメディを選んでいくことができます。
ホメオパシーで、症状を観察するときにCLAMS(クラムズといいます)を使います。これは
C : Concomitant (同時に併発している症状)
L : Location (部位、場所)
A : Aetiology (原因となった出来事など)
M : Modarity (環境などによる症状の変化)
S : Sensation (感覚、感じる症状)
の頭文字の略で、症状を観察するときに見ていく項目です。
#1 - C : Concomitant (同時に併発している症状)
Concomitantはメインの症状のほかにも併発している特徴的な症状があるかを見ます。例えば高熱が出ているけれど、そのほかに頭痛がするなど、他の症状も取り上げます。
#2 - L : Location (部位、場所)
Locationはどの部位に症状があるのかを観察します。
#3 - A : Aetiology (原因となった出来事など)
Aetiologyは原因となった、または症状が誘発されたと思われる出来事など。例えば、寒い冬に長い間バス停でバスを待っていて風邪を引いてしまったなどです。
#4 - M : Modarity (環境などによる症状の変化)
Modarityはこの環境にいると症状が軽快する、悪化するなどの特徴を探し出します。例えば、「部屋の中では頭痛がひどいけれど、外に出ると良くなる」「腰を温めると痛みは治まるけれど、冷やすと悪化する」などといった特徴です。
#5 - S : Sensation (感覚、感じる症状)
Sensationは症状の感じ方。例えばじんましんがでたときにかゆみとともに熱を感じる、焼けるようにヒリヒリするなど、感じ方が各々の症状で違うときがあり、それらを観察します。
In conclusion...
お医者さんにかかった時に、症状を伝える時と、少し違いますよね?
観察の仕方、ホメオパシーを使う時の症状の集め方のコツがわかると、レメディも選びやすくなってきますし、ホメオパスに伝える時も、スムーズにレメディを選んでもらうことができるでしょう。
これらの特徴を観察して、自分の症状に合ったレメディを使い、是非、セルフケアにも役立ててください。
さらに、ホメオパシーのポテンシーと投与量について知りたい方は、こちらのブログをご覧ください。
急性症状と、慢性症状の処方の仕方の違いについては、こちらのブログをご覧ください。
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Hiroko